01/30
Wed
2008
今日は仕事観について語りたいと思います。
最近よく自分の中で考える言葉があります。
それは、「ヒットエンドラン」です。
野球をした事がある人や野球を知っている人なら1度は耳にした言葉だと思います。
簡単にいうと、ピッチャー(投手)が投げたと同時にランナー(走者)が次の塁に走り
バッター(打者)はランナー(走者)を次の塁に進める為に投手が投げた球を無理やりにでも
打ちに行く事です。
この「ヒットエンドラン」という行動(サインを出す事)は、チームにとって
ハイリスクorハイリターンになります。
もしバッター(打者)が球を打つ事ができず空振りしてしまったり
投手が投げた球が打者の打つ事ができない所に投げられたら
ランナー(走者)はアウトになってしまう事があります。
さらには、打者がランナー(走者)を次の塁に進めようと
無理やり強引にバットに当ててフライをあげてしまったら1アウト無駄にしてしまう事があります。
ただ逆にランナーが投球と同時に走っていた事で
内野のポジションについている野手が動き、
結果的にチャンス(ヒットになる確率)が増大する事があります。
私がこの「ヒットエンドラン」で何を言いたかったかというと、
「ヒットエンドラン」という行動と会社での「仕事」においても
似たような事があるんじゃないかなと思うんです。
仕事で言うならば、
自分の技術や会社の資源(=野球で言えば走者)を生かして
積極的に自分から行動する(=野球でいえばボールを打つ打者)。
ただ「ハイリスクorハイリターン」の行動であるので
状況を間違えてしまうとハイリスクのみになってしまいます。
なので、両方とも状況を見極めた上で1番成功すると思われる時に
積極的にこの行動するから似ていると最近よく感じます。
これに関連して最近非常に騒がれている「夜スペシャル(略して夜スペ)」と呼ばれる授業があります。
まず、最初に言っておきますが自分はこの件について
賛成だとか反対だと言うつもりはありません。
「夜スペシャル」は、元リクルート出身である中学校の校長が
大手進学塾「SAPIX」と連携した有料授業で成績上位の2年生を対象に
月・水・金曜夜そして土曜午前に塾講師の元授業が行われます。
学力向上に向けた学校と塾との新たな協力関係として注目されているのですが、
これも正直「ヒットエンドラン」に似ている所があるんじゃないかと思います。
状況という意味では適切だったかはわかりませんが「ハイリスクorハイリターン」を覚悟の上、
この校長は、この「夜スペ」を実施しようと思ったのではないでしょうか!?
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